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喜久屋ハイカロリーコンロ バーナー部品あるかな22年前の製品 KG-1200 物を大切にする心 [日記]

喜久屋ハイカロリーコンロを使いはじめて20年以上になります
品番KG-1200
22年くらい前に喜久屋で発売されていたもので、当時家庭用では最も火力の強い物でした。選定にはこの頃ボッシュもあったような記憶があります。
会社探しから始めます
その頃の名刺を見ますと、ラッショナルと社名があり電話はつながりません
喜久屋でネットで探すとやっと電話番号がわかり連絡します
22年も前のコンロのパーツをおそるおそる確認するとたぶん大丈夫ですよと、郵送で見積もり書が届きました。
違う商品だと困るので、新富町の会社に行ってみました。
以前伺った会社と場所が変わっており担当者にいろいろお話をきかせていただきました。
以前の建物は老朽化が激しく手放したそうです。凄い古い品のある建物でした
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これがKG-1200 火力12000キロカロリーのコンロです
このバーナー部分と汁受けの見積もりをお願いしました
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バーナー部分が劣化し穴があいています
20年も前の商品で部品を在庫しているのかと聴きますと、在庫している訳でなく製造するそうです。型がある限り(壊れない)製造してくれるそうです。こんな会社まだあるんですね
汁受けも製作してくれることになりました。今でも使っている人は多いと聴きました。もっと古い物も大丈夫ですと対応。この機種はまだまだ大丈夫そうです。
今の会社名は株喜久屋インターナショナル
ドイツのシステムキッチン rational ラッショナルの代理店も今もなっていてこれも驚きです。
ドイツにはもう一つrationalという会社が有るそうです。よく間違えて電話があると話していただきました。

家のシステムキッチンはrationalでシンクの天板は喜久屋さん
当時ステンレス1mm以上の板からシンクを製造するところがなく、この会社を選びました。ステンレスの厚みは1.2mmで非常に頑丈な作りで、継ぎ目なく一体構造で製作をお願いし、非常に苦労なさつていました。
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1.2mmのステンレスシンクの見本がありましたので、写真をとれせていただきました。
水返し(水がこぼれ落ちるのをふせぐ)はつけられないといわれ、そこをなんとかお願いしますと頼んだ記憶があります。今喜久屋さんのシンクでは当たり前になっているそうです。
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断面図 1.2mmのステンレスをまげ下地は厚い合板を使用しているため、じかに熱い鍋を直接おいてもびくともしません。
ラッショナルのシステムキッチンも変貌はありますが、今でもたいていのパーツは互換性があり、扉をそのままで中身を入れ替える方も多いと聴きました。今でもドイツ気質の物を大事にし、長く使い続ける文化を持った会社が有るなんて、驚きの限りです。帰り際にお宅の施行図面もありますよといわれてしまいました。
kikuysa_20121207_-5.jpg
喜久屋のショールーム 本日担当して頂いたマネージャーさんです
中華鍋受けも見積もりをお願いしてきました
喜久屋さんありがとう
また長い間使用できそうです
今度システムキッチンの扉棚強度の点検もしてもらうこともお願いしました。


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k-amiko

お知り合いに、こちらの記事を紹介しました。丁寧な返信メールが来て、「メーカーの姿勢、beaさんのユーザーとしてのこだわり、久々に良い話を聞かせてもらったようで、良い気分になった」とのことです。
この方は築炉業の方で、厨房用のガスバーナーにも多少詳しい職人さんです。
by k-amiko (2012-12-08 00:44) 

おかなまこ

こんにちは。
我が家も同じ製品を使っていて、別な場所への移築についてハウスメーカーに相談しても埓があかず、困っていたところ、こちらの記事を拝見しました。
2012年の記事かあ、喜久屋さん、小売りやめちゃったんだよねー(誤解)と思っていたのですが、その後も進展なく、ダメモトで新富町の喜久屋で検索して電話してみました。
二つ返事で、早速、我が家に下見に来て頂き、なんとラショナルのキッチン丸ごと移築できるとのこと。とっても助かりました。
この場を借りて、お礼申し上げます。
by おかなまこ (2018-11-17 05:33) 

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